隣人を愛し、社会に貢献する人を育む

終戦直後の1950年に創設された横須賀学院は、2020年、創立70周年を迎えました。建学の精神である「敬神・愛人」のもと、キリスト教に基づく人格教育に邁進してきました。毎日の礼拝・聖書の授業・キリスト教行事を通して、「如何に生きるべきか」を一人ひとりに問いかけ続けてきました。誰にでも与えられたタラント（賜物・資質・天分）を遺憾なく発揮し、失敗を恐れず、前向きに歩むよう常に呼びかけています。中学・高校時代は失敗体験からも多くのことを学び、それを成長の糧にできるかけがえのない時です。自分の可能性を信じ、お互いに支え合い、励まし合える教育共同体でありたいと願っています。今、社会は目まぐるしく移り変わっています。その変化を敏感に捉え、的確、迅速に対応する判断と勇気が必要です。急速に進むグローバル化、 AIの進化、少子高齢社会等々、変化する社会に対応するために、日本の学校教育の改革が求められています。本校でもキャリア教育、グローバル教育、ＩＣＴ教育など、より良い学習環境を構築するための具体的、魅力的なプログラムを手掛け、実践しています。与えられたミッション（使命・天命）を自覚しつつ、自分を愛するように、隣人を愛してほしいと願っています。

横須賀学院中学・高等学校　校長　川名　稔